輪郭と実体
じんわり 浮かんでは 消える
ふわり 現れては 消える
でも
脳裏からは 消えない
貴方は 半透明
僕も 半透明
外の世界に溶け込む 僕の 輪郭
休日になると 実体
週末も型に流しこんでくれるかい? 僕自身を
Rain
人生は思うようには上手くいかない
天気が良くなかったり
うっかり忘れ物をしてしまったり
誤解から言い合いになってしまったり
縋る仲間がいなくなったり
そういえばいつかもこんな雨だった
痛い
辛い
狭い
怖い
それでも 今日も明日も 走って行く
そんな人生も 悪くない 君がそばにいるなら
隠れた気配り
運転するときも怒らない人は
横入りされても 怒らない
でも運転中に怒る人も
それなりの理由があると思う
たとえば バスの運転手さん
道路が混雑してるとき
横の車が進路変更で
前に入られると
イライラしてしまうかもしれない
でもそれは 前に車が入ることで
次の停留所に時刻通りに
着かなくなる可能性が高まるから
だから
次の停留所で待っている人や
次の停留所で降りる人のために
イライラする
そんなことを
ぼやっと思った帰り道。
免罪符
もし罪というものの大小がなくて
自分自身が過去にした過ちや
過去に残した悔いなどが
露呈するようなことがあったなら
神は自分にどんな罰を下すのだろう
また自分の犯した過ちの多さや大きさに
自分自身が耐えられるのだろうか
きっと僕は簡単に壊れる
自分が壊れてしまう前に
少しでも綺麗な自分のまま
生を尽くすことが出来たら
それ以上僕が望むものは無い
もしもこの世に過去の罪を消す免罪符があったなら