2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

長い夜

今日も長い夜 ふと思ったここに自分の場所はあるのか 深く沈む夜にひとり目を閉じ静けさの中にトクトク と一つの拍動を感じる 答えは もう 分かっていた昔から 慣れていたすでに知っている 分かっていた はずだった 慣れている と思っていた知っている はず…

自己破壊

嫌なことがあったり、自分に不都合なことを知ったりしたとき、自分自身が変われば良い、そして自分が周りを次第に変えていけば良いという気でいた。しかし、自分がどんなに変わろうと思っても、変われないものがあった。 それがだんだん積み重なっていって、…

メイズランナー

急な懺悔に 取り乱す少しずつ 積み重なったものが少しずつ 積み重なったものに押し潰されたり跳ね除けられたり だからこそ今のうちに 言っておかなければ きっとここからは 僕らは抜け出せないと 今日 悟ったことを でも あなただけなら きっと 出口に 辿り…

宗教を語る

怒りは絶望よりマシ 絶望はどんな他の感情よりも深く 暗いものだから だからやがて壊れてダメになるという 悲壮な感情は普段から人は考えることを自然と拒んでいる しかし絶望を怒りに変えることはそう難しくないように思う 怒りは エネルギーを伴う エネル…

save it

おもむろにノートを買った 名前を 声を 記憶を 忘れないように 僕は ノートを開く 見えていた 景色や表情 抱いていた 自身の想い 確かめ合った 確かな愛 僕は そのひとつひとつを 濡れた指で書いた

歩き方の説明書

足並み揃えて進みましょう みたいな文句があるけどそれって凄く難しいと感じる 先に自分が引っ張っても相手のペースが乱してしまうし ゆっくり歩いてもどんどん先に行ってしまう 同じスタート位置に立ってよーいどんで始まったとしても歩幅が合うとは限らな…

水鳥

追い求めるあまりほら また 今日 一兎を失った 真っ直ぐ見ているつもりでもどこか歪みを視界の端で見つけた気がした途端 そこからヒビが入り軈て 粉々に砕ける 両手で掬った水は手の端や隙間からたちまち溢れて 最後はその姿を消す 立つ鳥は後を濁さないが人…

外側を走る

ごはんを作っているときでも洗濯物を干しているときでもテレビを見ている今も気になってしまう 僕が僕でない瞬間はこういったときだ大好きだからこそたくさん掻き乱される もういっそのことカーブの外側を一生懸命走る軽自動車みたいに振り回されよう今日も …